a day in our life tour–bed–

——自己紹介をお願いします。

bedの歌とギターとスポークスマンを担当しています、山口です。

——3wayツアーを計画しようと思った経緯を聞かせてください。

去年ジアクトのアルバムリリースがあって、bedの7インチのリリースもあって。
一昨年にはmalegoatがstiffslackからアルバムをリリースしていて。それぞれとても刺激的で最高な作品だったし、皆正式音源を出す前から世代も近く知り合いのバンド達だったし、年齢もバンド歴もそれなりに重ねてきて、それぞれ地元の土地を第一に活動していく中で支持も各地で集めてて、という現状があり。
twitterで僕やハジメ君(a.k.a リアルラーメン先生)、五味君(a.k.a GO MI SOUL)が同世代の話題で盛り上がってることも多くて、その中でぼんやりと、「この3バンドでツアーみたいなことが出来たらいいなー」と思ったのがきっかけかな。
で、じゃあまず初めに各々が自分たちの地元の企画をしよう、という感じで話が進んでいった。

——おさらいの意味も含め、改めてバンド結成までの道のりとお互いを知るきっかけを聞かせてください。

僕らの結成は、2005年の夏。多分この3バンドの中では一番活動歴としては短いのかな。僕とベースの村山がやっていたdiarytreeというバンドと、ギターのジューシーとドラムのはるちゃんがやっていたscrollというバンドがあり、高校生の頃から知っていて、良く対バンもしていたんだけど、それぞれのバンドメンバーが抜けるから活動出来ない、ということになって。
まだ学生だったし時間もあったから、バンドとかやりたいなーと思い、そんなことをつらつら僕の当時やってたブログに書いてたら、そのブログにジューシーが「今度メロコアデュオ一緒にやりましょう」というコメントを付けてきて。
それに僕が「ほんとにやろう、いつスタジオ入る?」みたいな感じでマジレスメールをしたら(笑)、ジューシーが「じゃあはるちゃんも連れていくわ」ということになり。僕も「じゃあ村山連れていくわー」みたいなノリで(笑)
スタジオ入って、ジャムるとは名ばかりのジャムを繰り広げて…スタジオ終わりに「じゃあ次いつする?」みたいな。
そうこうしてたら前身バンドがライブに誘われたから、「じゃあこのバンドで出よか」みたいな感じでスタートしたなー。
そこからはライブに誘ってもらえて、周りの人たちのつながりとかがあってここまでやってきた感じ。

——各バンドの紹介をしてもらってもいいですか?

THE ACT WE ACT…
元々は、前述したdiarytreeをやっていたとき、ボストンのKARATEというバンドのツアーサポートを京都でやって、そのツアードライバーをしていたジアクトのメンバーと打ち上げで話したらおかしくて面白くて、そのままそのツアーを名古屋まで見に行ったらジアクトが出てて。
彼のアブストラクトなパフォーマンスにも驚いたけど、何よりもメンバーのルックスとライブがかっこよすぎて、しかも年下ってことでびっくりして…。一気にファンになってツアーを手伝ったり、企画に呼んだり呼んでもらったり、気づいたらもう8年くらい経つ。
ここ最近はそんなに頻繁にライブを見ることは出来ていないけど、昨年出た1stアルバム「いってきます」は衝撃的な作品だったし、音楽性はじっくり煮込まれながらも難解になりすぎず、あと何より五味君の言葉の力みたいなものが強くて、すごく大好きです。
あとルックスが全員アブなすぎる。いつでも動向を気にしてしまうバンド。

malegoat…
初めて見たのが2005年にジアクトとかが出てた八王子での「Burst Your Noise」。ライブ見て一発で好きになってデモを買って、ずっと京都にも呼びたかったけど連絡の伝手とかが中々なくて、仲良くなれたのはここ最近かもしれないけど、この2~3年で対バンも沢山やるようになった。メンバーのいい意味で適当というか肩の力の抜けたスタンスとかも大好き。
一昨年出た「to face the music」はほんとにことあるごとに聴いて自分を奮い立たせたくらい大好きな超名盤だと思っていて、こんな素晴らしい作品をさらっと出してても雰囲気はあくまでいつも飄々と活動してるように見えて、その佇まいとかも含めてほんと信用出来るバンドだと思ってる。

——3バンドとも音楽的な意味ではそう近くないと感じますが、音以外で同調できる部分があれば聞かせてください。

やっぱりほぼ同世代、ということで、たとえばメロコアだったり、日本のHIP HOPだったり、と、バンドを始めた経緯とか音楽に興味を持ったきっかけとかがすごく似ていること。だから、何よりもまず話してて面白い。
話してて面白い人間がやってる音楽だから、当然音楽も、そしてライブも面白い。
色んなものを経由してきて、発露の方法だったり、熱心に追いかけている音楽はそれぞれ少し違う部分もあるんだけど、根っこの部分が同じ、というか、「信用出来る」という感覚かな。
バカやれるポイントや、笑えるポイントが同じだと思える。それってクラスで仲良くなれる奴と同じなので。
とにかく音楽やバンドありきではあるかもしれないけど、「友達」だと言える存在だと思ってます。

——それぞれ活動している地元のシーンについて聞かせてください(特徴、オススメのバンドなど)。

京都は、良く「地元シーン」という捉え方をされるかもしれないけれど、古くはボガンボスの頃の西部講堂、最近ではくるり、といった「京都」というパブリックイメージと皆が必死で戦っている、という印象。
ライブハウスはそれぞれに色を持っていて、メジャーなアーティストがプレイする磔磔やMUSE HALLは別格として、ハードコアやメロコアの聖地であったウーピーズが閉店したことで、様々なジャンルを一手に引き受けるMETRO、海外のインディーアーティストが来るときに良く使用されるアバンギルド、独自のチョイスで一つのシーンを形成していると言っても過言ではないnano、メジャーとインディーの架け橋的存在になっているVOX HALLなどが今元気なライブハウスでしょうか。
僕らは最早その中でも中堅的なポジションになってしまい、逆にどっちつかず、というか根無し草になっている感はある(笑)
面白い活動としては、METROを完全にホームグラウンドとして、そこのスタッフ達と共闘しながらイベントを打ったりしているOUTATBEROやodd eyesは既に全国にも名を知られていますが、今後とも注目すべきバンドだと言えるでしょう。そしてそのホーム感とかは僕らからしたら少し羨ましかったりもする…(笑)
友達のバンドではmy exも、そういったシーンと関わり合いながら今後もっと知られるべきバンドであると思っています。
その他にも、上記したあらゆるシーンをクロスオーヴァーしているmy letterや、勿論FLUIDがいたり。F.I.B、LABRET、Burning Sign、nim、LOW-PASSやtheorem等といったバンドがウーピーズ閉店後のシーンを形作りつつあったり、THE LIONSやsalt of lifeがメロディックシーンをリードしていたり、とそれぞれストラグルしています。
京都が面白いのは、それぞれが横の繋がりを持っているので、各々のシーンは確立されていながらもイベントによっては共演することも多いところがあるからだと思っています。だからバンド同士の顔見知り率がすごく高い。そこも魅力です。
勿論ボロフェスタやみやこ音楽祭、その他1000人規模のお客さんを集めるイベントが増えて定着してきているのも大きな流れですね。

——自分達に影響を与えていると思われるバンドを教えてください。

音楽性でいえばFUGAZI、Sonic Youth、CHAVEZ、POLVO、bloodthirsty butchers、fOULといったところでしょうか。

——bedの7inchレコード、malegoatのalbumをリリースしている、名古屋のレコードレーベル/ショップstiffslackとはどんなレーベル/ショップですか?

どうなんだろう(笑)、個人的には付き合いは非常に長くなっているので、リリースをすることになったのも関係の延長上、という認識が強い。レーベルとしては、今の日本においてU.S INDIEやポストロック、マスロックといわれる音楽が好きな人たちにとって欠かせない作品を確実にリリースしている、無くてはならないレーベルだと思います。
ここ数年(特にClimb The Mindの大ブレイク以降)、ショップとしても、レーベルとしても求心力を増していて、実際お店に遊びに行っても僕らみたいなボンクラシューゲイズ男子からJKまで来てて、そんな店は今まで見たことがないので単純にすごいなーと感服してる。
新川さんのいい意味でゆるーい物腰もポイントですかね。
お店としては過去のカタログも積極的に入荷してくれるのがうれしい。直接ショップに行くと大体何かを買ってしまうし…(笑)
最近は名古屋や東京以外の日本のバンドのリリースも多いし、次の動きもいつも気にしているレーベルであり、お店の一つです。

——最近聞いたイチ押し音源があれば聞きたいです。

新譜をそこまで買っていないのですが、ずっと気になっていて最近やっと買えたNeil Youngがやってるジャームッシュの「Dead Man」のサントラはかなり聴いてます。Archers Of Loafの再発シリーズも良く聴いてます。

——ライブ開催場所での食の思い出を聞かせてください

名古屋…
ハポン横のバリバリ屋が思い出だけどbedでは行ったことないから、bedとしては大須の宮戸楼でひつまぶしを食べたのが思い出ですかね…。いつも日帰りなのでメンバーでがっつりと食を楽しんだことがあまりないけど個人的には色んなとこ行ってます。今回はやっぱもうすぐ閉店しちゃう大丸を攻めたいとこだけど営業時間がネック…!

八王子…
僕は行ってないんですが以前行ったときにジューシー達がmalegoatはじめ君に「 圓 」ってとこ連れてってもらって凄く気に入ってたみたいなんでそこも気にしてます。八王子のときもいつも日帰りでゆっくり出来ないんですが、今回日程的に泊まりになりそうなので楽しみ。

京都…
ここは地元なので色々とあるけど、アバンギルドでやるときのライブ前飯は大体「新福菜館 河原町店」で「新福そば 肉多め ねぎ多め+ライス」がデフォなので今回もそうなるかな、と。
アバンギルドは打ち上げ飯もかなりボリュームあるので会場打ち上げでいっちゃおうかなと思ってます。

——最後に一言お願いします!

念願のツアーが叶ってほんとに嬉しい。絶対に今年実現させたかった目標の一つなので。
それぞれが積み上げてきたものを見せる、ガチンコかつファンなイベントに出来たら、と思ってます。
各会場はそれぞれ企画バンドがトリをつとめます。今からほんと楽しみ。絶対ソンはしないから聞いときな、ってなk dubスタンスでぶち上がっていきます。各日程色んな会場で面白そうなイベントが被ってますが、こっちも絶対楽しいので。
あと、このツアーは今年を皮切りに継続していくので、また日本各地、アジア各地、行けるとこには時間かけてでも行きたいので今後とも宜しくお願いします…!!!

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8月4日(土)@京都Urbanguild
bed x malegoat x THE ACT WE ACT presents
“a day in our life tour”
act…
■bed
■malegoat
■THE ACT WE ACT
■odd eyes
OPEN/START 17:30/18:00
ADV/DOOR 2000yen/2500yen

info… bedfromkyoto@yahoo.co.jp

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